はじめに
こんにちわ、爪川です
今回は女子のコンタクト/コリジョンスポーツでの脳振盪の統計に関する文献が発表されていたので、それを見ていきたいと思います
女子のコンタクト/コリジョンスポーツでの脳振盪の統計
対象スポーツ
今回の研究に含まれているスポーツは以下の8つです
サッカー | ラクロス | バスケットボール |
フィールドホッケー | アイスホッケー | ラグビー |
ゲーリックフットボール | カモギー |
調査の特徴
時期
この研究は2012-2021の間に発表された論文をまとめています
地域・国
主にアメリカで行われた研究に基づいて今回の論文の調査が行われています
アメリカ以外ではニュージーランド、イギリス、アイルランドの研究も含まれています
年代
研究対象の年齢はほとんどが高校生か大学生でした
結果
脳振盪のリスク
8つのスポーツの中で試合中に最も脳振盪のリスクが高いスポーツは「ラグビー」でした
ラグビーに次いで試合中の脳振盪のリスクが高かったのは「サッカー」、そして「ゲーリックフットボール」でした
練習中に脳振盪を受傷するリスクが最も高いのは「ラクロス」でした
練習vs試合
基本的にはどのスポーツでも試合の方が練習よりも脳振盪を受傷するリスクは高くなりました
研究による違いはありますが、練習よりも試合の方が1.2倍から10倍以上脳振盪を受傷するリスクが高くなります
スポーツ別の特徴
バスケットボールは中学生と高校生では練習よりも試合の方が脳振盪のリスクは高まりますが、大学生の場合では試合よりも練習の方が脳振盪を受傷するリスクが高くなります
アイスホッケーとラクロスは高校生よりも大学生の方が脳振盪を受傷するリスクが高くなります
まとめ
今回のまとめです!
・女子のコンタクト/コリージョンスポーツでは8つの対象スポーツの中で試合時に最も脳振盪のリスクが高いのは「ラグビー」、次いで「サッカー」と「ゲーリックフットボール」、そして練習時では「ラクロス」
・概ねどのスポーツも練習時よりも試合時の方が脳振盪を受傷するリスクは高くなる
・年代によって同じスポーツでも脳振盪を受傷するリスクは異なる
以前の記事でハワイの高校を対象としてスポーツ別の脳振盪のリスクをまとめた文献をご紹介しました↓
この記事もスポーツ別の脳振盪のリスクを見るには参考になるかと思います
ただ、この記事は前に書いた物で見にくいので、来週修正して更新します!
本日は以上となります、ご覧頂きありがとうございました🙇♂️
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